2006ベスト
今年もあと三日。
今年読んだ本のベスト10など、
1 樋口有介『ピース』(中央公論新社)
<平和>な秩父の町で起きた連続バラバラ殺人事件、被害者達は一見なんの繋がりもないように見えたが<断片>をつなぎ合わせていくうちに浮かび上がった犯人の動機は<ピース>だった。ラストの<ピース>の嵌り具合は樋口を堪能。
2 西条奈加『金春屋ゴメス』(新潮社)
え?何?これ?っていう舞台設定も、ゴメスのキャラも日本ファンタジーノベル大賞受賞作と言われれば納得しましょう。「鬼赤痢」という致死率100%の疫病の謎を追うというミステリの要素もあるけど、青春小説って感。
3 首藤瓜於『刑事の墓場』(講談社)
エリート刑事の雨森の転任先は“刑事の墓場”と呼ばれる動坂署。同僚達は一癖も二癖もある者ばかり。痴話喧嘩が原因の些細な傷害事件がやがて警察全体を巻き込む大事件に発展し、拗ね者達が立ち上がる。刑事達のキャラがいい。ラストには大笑い。
4 戸梶圭太『もっとも虚しい仕事』(光文社)
悪党達の話。愛すべきとはいえなけれど奴等ばかりだけど。そこがまたいいのか、情けなんかかけちゃいけないよね>悪党は悪党らしく。
5 井上夢人『ザ・チーム』(集英社)
霊感や占い、前世なんてあまり信じない。が、彼等には相談してみたいかも。謎の過去を持つ調査員やあや子のマネージャー達のキャラもいいです。続編が読みたいけど、この終わり方じゃ無理かな?、草壁の過去に何があったのか知りたいよ。
6 貫井徳郎『悪党たちは千里を走る』(光文社)
犬の誘拐事件を企てた3人が思わぬ少年の誘拐事件に巻き込まれる・・・。スピーディーで先の読めない展開にドキドキ。なんと言っても悪党達3人のキャラがいい!!。愛すべき悪党達の物語。
7 加藤実秋『チョコレートビースト』(東京創元社)
ホスト探偵団の第二作。前作のIWGPくささはちょっと消え、彼等独自のキャラがたってきた。
8 畠中恵『うそうそ』(新潮社)
今回は大活躍の若だんな、襲いかかる天狗達をちぎっては投げと言うわけじゃなかったけど・・・。
同じ悩みを持つ少女?との出会いで少し大人になったかな。
9 誉田哲也『疾風ガール』(新潮社)
ロックバンドのギタリスト・19歳の夏美と夏美をスカウトしたい気弱な芸能マネジャー・29歳の祐司。この二人の視点で交互に話が進む。
ロックバンドのボーカルで夏美の憧れの男、薫の自殺の真相を知るため、薫の故郷を訪れ真実を捜す・・・とミステリの要素もありますが、帯にあるとおり、青春文学なんでしょう。しかし、この二人たった10歳しか違わないのに(と私には思える)なんて違うのでしょう。
10 大崎梢『配達赤ずきん』(東京創元社)
駅ビルの中にある成風堂書店を舞台に書店員とアルバイトの大学生が本にまつわる謎を解く・・・。
二日に一度は本屋さんに行かないとイライラしてしまう私。そんな本屋さんが舞台なんて嬉しくなってしまう。探求本のリストの暗号は真剣に考えてしまった。探偵コンビの二人も可愛らしい。
某会のベスト10に今年こそは投票しようと頑張ってミステリ主に選んでみた。
今年読んだ本は50冊ちょっと、ミステリはその2/3ぐらいかな。















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